2016年、皆様にはたいへんお世話になりました。また来年もどうぞよろしくお願いします。
今年の雑感は”錐揉み状態”とでもいうのでしょうか?シンドかったのか?サボっていたのかよくわかりません。心ここに在らず…、足元が自分でも見えないような一年でした。忙しかっっといえばそうだし、何も生産的なことをしなかった…ともいえる。ブラックホールのような一年だたような気がします。
自身のブログ「イシハラマコトのチルチル☆Chimei☆から一年を回想してみます。
stageカテゴリーから…。
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劇団鹿殺し「キルミーアゲイン」の観劇初めから46本のうち、演劇23本が、落語会が4本、歌舞伎公演が13本(新派など含む)音楽コンサート、フェスが5本という結果。今年は東京での時間も多かったので歌舞伎づくしの観がありました。芝居での個人ベストは
「鱈々」。音楽では
SEKAI NO OWARIのツアーでした。何といっても「鱈々」では藤原達也の新たなスタンスが垣間見れてもの凄く深く感動した。セカオワは今のトップといわれる売れているアーティストのコンサートがここまで進行しているんだという制作面での驚き。歌舞伎は難しいけれど、染五郎を見直したのと仁左衛門さんの凛々しさみたいなものが理解できた年だった。
cinemaカテゴリーでは…。
山田洋次監督の「母と暮らせば」から23本と少なめ。そのうちMETライブビューイングが入っているので20本以下という有さまで、今年は映画鑑賞をちょっとサボったみたいです。ここでの個人ベストは、
岩井俊二監督の「リップヴァンウィンンクルの花嫁」が圧倒的。あと「ゆうばり映画祭」で観た
「アルビノの木」に少なからず衝撃を受けた。
travelとしては、楽しみにしていたスペイン行きが、諸事情から急遽取り止めとなり、旅行らしい旅行はゼロ。息子と一泊で行った日光東照宮が唯一の旅でした。寂しすぎる結果です。
仕事的には2015年から12回に渡って
毎日新聞の夕刊で連載させてもらった「ママ、ご一緒します!」は個人的には圧巻だった(世間的評価はほとんど無かった埋め草企画であったのだが残念)もう少し文字量があったらけっこう面白い話がいっぱいあったなぁとも思います。
アート系もふるわずの一年。美術鑑賞は、ある程度の心の余裕が必要なのだと痛感しました。
仕事としては、初めて”限界”なるものを感じる年でした。もう53歳です。〜オモシロいこと、愉しいコト〜と、もう真顔で言えない年齢になりました。そして多くの仕事先との仕事の流れが変化してしまったことも痛感しました。次なるステップというか、仕事においても”自分なりの終活”を考え始めた一年でもありました。
そういう意味で来年は自分の中で大きくパラダイム・シフトの必要性を強く感じています。生活もこの数年で大きく変わってしまって、年甲斐もなく”自分探し”というモードになっています。
芝居や映画というインプットも意識的に減らしていこうと思いますし、周囲の様々を断捨離して、身軽になるのが先決だと思っています。”責任感”より”自分たちを守る”ことを優先的に、少し独善的に生きてみようと思う2017年です。
たいへん面倒臭いイシハラではありますが、2017年もどうぞよろしくお願いします。
また、40歳で個人的な年賀状をやめてしまっており、どなたにも一通も書いていません。あしからず。
最後に皆様にとって素晴らしい2017年となりますように。