2015.12.5 京都・南座
盛りだくさんの顔見世。今回は鴈治郎さんのラスト襲名披露もあって、生涯初となる、昼の部〜夜の部ぶっ通しを敢行!朝の10:30から夜の9:30までどっぷり南座の中という1日でした。
【昼の部】
「碁盤太平記」愛之助ってなかなか器用な役者さんなんだと感心。扇雀は本当に色気のある人だなぁ…と再認識。
「吉野山」さすがの藤十郎!動かなくてもオーラがバリバリ。さぞかし橋之助も緊張しただろーなと気軽に鑑賞。
「河庄」鴈治郎の十八番の人情噺。眠くなるかなぁ…と思ったけれど、けっこう面白く観れた。東京で一度観ていたし、じっくり皆さんの演技に没頭できました。
「土蜘蛛」いやもうこれは仁左衛門のオンステージですよね。他はもうその盛り上げ役でしたわ。雲の巣の放ち方にも家によっていろいろあるんだと、祇園のお姉さんに初めて教えてもらいました。
【夜の部】
「信州川中島合戦」輝虎の梅玉がかっけーのなんのって。それと渋さの扇雀。もうみんな良かった(笑)
「四代目鴈治郎 襲名披露 口上」
錚々たる面子の豪華絢爛な口上でした。MCを仁左衛門、そして藤十郎さんまでが一斉に並ぶ様は圧巻そのものでした。
「土屋主税」以外と仁左衛門さんが良かったです。九團次もグッときた!
「勧進帳」もはや、言葉にならない。プライベートで何をやっていてもいい。海老蔵はただ舞台に立ってくれていたら良い。冨樫役の愛之助もええ芝居してたなぁ。
これだから顔見世はやめられない。オールスター戦の後にどっと疲れるのではあるが…。