2016.3.1 大阪/松竹座昨年の10月に演舞場で観た同演目のとは全く別モノになっていた。細かな演出には手を入れてあったし、構成も少々変わっていたようだが、全然良かった。何より猿之助の張り方が全く違っていた。東京での初演時にはどこか堅いというか、多分ご本人も試行錯誤の中にいたんじゃないかな?それが大阪公演では完全にルフィーというキャラクターを自分のモノとして、観客は無理せずに、あのワンピースの登場人物になれたのだ。客側の反応も関西は良かったと感じた。例のクジラの場面では、まるでロックコンサートさながらの盛り上がりで、熱いステージが、歌舞伎の鳴り物などなくても全然エキサイトする事が出来た。もしかしたら、松竹にとって定番の演目になるんじゃないだろうか?