2015.9.6当てずっぽうで観た映画。今回も大当たりの★★★★★だった。
ジョン・レノンからの手紙を40年後に受け取ったというシンガーの実話をもとにした素敵なヒューマンドラマ。
僕ら世代にとってジョン・レノンは、程度の差こそあれ、喩えるならイエスの降臨である。好き嫌いを超えて必ず存在する文脈の源流でもある。その劇的な死によって伝説以上の、良い意味でのトラウマを僕らに残している。そして今作。あのアルパチーノがすんごい良い味を出しているのだ。やっぱり、かっけー!それに加えて脇のキャスト陣の上手さが、しっかり心にシコリを残してくれた。サントラで使われているジョンの名曲が、さらに雄弁に人生の面白味、哀しさをうまく彩っていく。ジョンの洗礼を受けたボクら世代には必ず観て欲しい名作。青二才にはちーとわからない芳醇さがある"アメリカ製の寅さん映画"だった。涙腺緩みまくりの至福の110分。大人なアナタは是非。
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